汗をかかない用途には適しません（もったいない）

冬の堤防釣り用のインナーを探していてこちらを選びました。


外出時はもちろん、
家の中や就寝時なども含めて1ヶ月ほどいろんな使い方をしてみてよくわかったのは、
「汗をかかない（活発に動きまわらない）用途では普通の肌着と変わらない」ということです。

購入前にはモンベルのＨＰで機能説明をじっくり読み、
質問サイトの過去ログ等で詳しい方の説明などもたくさん読みました。

他社の製品は「汗を吸って発熱するがその後熱を奪われて逆に冷えやすい」のに対し、
ジオラインは「速乾性で汗をかいても冷えにくい」だけでなく「繊維自体の断熱効果で保温力が高い」そうで、
私はこの「保温力」に期待したのですが、
どうもこの「保温力」は汗をかいたあとの「冷えにくさ」とセットではないと実感しにくいようです。


つまり、
なにはなくともまず自分で動いて体を暖めなくてはいけないわけです。
その上で「暖まった状態が比較的長く続く」のがジオラインの恩恵であって、
ジオラインを来ていることそれ自体で「暖かくなる」わけではない、
じっとしているだけでは普通の肌着と同じということです。
おそらく登山のような「運動→休憩→運動」といったサイクルの用途なら明確に効果を感じられるのでしょう。

ただ、
HPの説明では「バイクツーリング」など汗をかくほど動かない用途にも薦められているし、
口コミを探すと通勤、
部屋着など普段使いにもジオラインを着用しその暖かさを絶賛している方が結構いた(体質等で感じ方に差があるのだろうか)ので、
着ているだけでもそれなりに暖かいものなのではないかと期待したのですが・・・他社の発熱インナーと比べても、
生地の厚さのぶんだけ若干暖かいかなという程度です。
しかし値段は5倍以上ですから・・・
ちなみに発熱系インナーは、
ヒートテック（ユニクロ）、
ヒートファクト（イオン）、
あったかインナー（g.u）、
ホットマジック（グンゼ）を所有しており、
暖かさでいえばこれらはどれも目立った違いはありません（ただし肌触り・着心地は結構違います）。