５年ぶりの改訂

LDOCEは初版から改訂ごとに購入し愛用しています。
改訂ごとに何かの改良点があり，第五版から５年でそろそろ改訂かなと思っていたところで改訂から半年して改訂されていたことに気づき早速購入しました。

改訂ごとにハードカバー版をできるだけ購入するようにしていますが，それは第２版の時，ペーパーを購入してぼろぼろになり，ハードカバーを改めて購入した経験からのことですが，値段が５千円以下で買えた時代は過ぎ去り，結構な値段になっています。
デザインは第５版と似ていて，第６版は表紙に6TH EDITIONと明記されていることが大きな違いで，並べて置かれていたら違いに気づかないかもしれません。
しかし，内容は手抜きなく見直してあり，同じ語彙でも第５版と第６版では少しずつページ配置がずれています。
定義の順序も優先順位が変わっているものもあります。

LDOCEはもっとも使用頻度の高い約３０００語に着目してそれは記号では話し言葉使用語はS1,2,3で書き言葉使用語はW1,2,3で表記されています。
今回それに加えて使用頻度の高い約９０００語に着目し，赤丸３つで表記するようになっています。
もとの３０００語は辞書の最後にリストが掲載されていますが，９０００語はインターネットのオンラインページにリストが掲載されています。
また，DVD等をこれまで添付しPCにインストールして使用するようになっていた辞書は，ピン番号を入力して使用するオンライン版のみになりました。
こちらはオフラインで使えないので残念な感じもしますが，今の流れで致し方ないのでしょう。

書籍版辞書を離れて，いわゆるポータブル型の電子辞書に学生は移行してしまい，書籍辞書の大切さが忘れられそうですが，書籍辞書があっての電子辞書であり，またオンライン辞書かとも思いますので，英語を学習する人は本書に限らず，OALDやCOBUILDを含めた優れた辞書の中から一冊は手元に置いておいてもよいのではないかと思います。