入門書に満足できない大人のタロット・ファンにおすすめ

ハワイに語学留学していたとき、
現地のタロット占い師さんから英会話も兼ねて少しだけタロットを習っていました。

そのときに「絶対読んだ方がいいよ」と勧められたのがこの本です。

しかもその頃にわたしが知り合った数人のハワイのタロティストたちも、
やはりこの本を何度も読んだと言っていました。

けれども、
当時の私の英語力と知識では読み進めることができず。
。

それがこうして日本語で読むことができるようになるなんて…！　懐かしさと驚きで思わず購入してしまいました。

まだ全部読んではいませんが、
とても丁寧に翻訳されているようで、
読みごたえがあります。


日本に帰ってきてからも日本のタロットの本はよく読みました。

「入門者向け」や「初心者向け」のやさしくて簡単な本は読みやすくていいのですが、
何冊も読んでいると同じようなことの繰り返しで、
「ハワイのタロティストたちから教えてもらったもっと奥深い何かがタロットにはあったはずだ」と、
物足りない気持ちが募っていきました。

そんなときにこの本を見つけました。

単なるカードの占いの意味ではなく、
カードが持つスピリチュアルで哲学的な世界観を知りたいと思っている人には間違いなく本書はお勧めです。

特に神話や歴史と関連づけた大アルカナの解説を読み進めていくと、
「占い」を超えたタロットの「深さ」に触れたような気持ちになります。