破格な女傑を描ききった傑作
帯にある椎名誠せんせいの「読む快感に痺れた」というお言葉に惹かれて読んだ。
著者自身の体験と資料にあること以外は書かないぞ、
といった感じの文章が椎名せんせいのいう”格闘技”なのだな、
と納得。

 沖縄の漁村糸満で貧しい少女時代を過ごした敏子が、
出稼ぎに行ったセレベスから一人前の女になって帰ってくる。
そして第五章、
女傑となって立ち現れる。
この辺り、
海の活劇もの、
女侠ものの面白さだ。
終戦で引き上げてきた沖縄県人が福岡で足止めを食って飢え死にするほどの辛酸をなめるが、
それを救おうと船団を組織、
2百人の荒くれを率いて東シナ海で大暴れだ。

 個人的な好みでいえば、
沖縄へ帰って事業家として成功してからの、
親族との悲しい葛藤を描く第8章からがいい。
走り出した敏子はもう止まらないのだ。
親しい者、
愛する者を傷つけても、
妥協することができない。
子供たちが次々に敏子の元を去っていき、
彼女は深い孤独の中に取り残される。
この辺りの描き方は、
女流脚本家である著者の面目躍如といえるのかもしれない。

 そのころ復帰前の沖縄を訪れた毒舌の評論家大宅壮一が敏子に会い、
以後不思議な親交を結んで、
週刊誌などに「沖縄にチンポあり」「沖縄で唯ひとりの男」と面白がって書いた。
その大宅が敏子に贈った色紙に「美しいバラの花は野茨の根の上に咲く」とあるという。
妙に艶で、
泣かせる。

 本のタイトルに「独立を叫んだ」とあるが、
敏子は沖縄独立の政治運動をしたわけではなく、
本土からもアメリカからも経済的に精神的に自立した沖縄を夢見た、
と読めた。
敏子が倒れるまで実践し続けた「独立という生き方」は、
現在の日本人にも求められている姿勢なのではないか。

 敏子のようなスケールのデカい破格な人間は生まれにくい時代だろうが、
彼女の人生に思いを馳せると、
なんとなく全身の血流が良くなるような快感を覚える。

                  スモーキングあっちゃん

 
沖縄独立を夢見た伝説の女傑 照屋敏子

その他の感想

一味違うどこいつ
ボーズ頭にしたので…
リストレスト付きで高性能な貴重なマウスパッド
十分使えます。融けていくのを見るのも面白い。
オススメします!!
スッキリした飲み口と癖の弱さが◯
黄色だけでなく、(買い替えを想定しうる)現行プリンターには対応しておらん
気がつけば、週一回は、おウチごはんに
安いけどねぇ。
MJBらしくも、コーヒーらしくもない
自衛官のリアルな生活姿が面白い
3枚セットで安い
お祝い日までに間に合って良かった
日焼け防止におススメです
883にバッチリ装着
効果ありませんでした。
まだ幸せになれるんだって思えた。
さくら ミニ
良いアルバムだと思います。
別用途でも使えるかも
子供はお気に入り
問題なく受取りできました。ありがとうございました。
「日本のおしゃれ」を季節にそってコーディネート
短い本の中に沢山の気づきが。頭に石がぶつかるような衝撃です!
オシャレかつ使い勝手よし!
内容はいいのだが・・・
TVドラマを聴いている感じです
対応の早さは☆五個でした。
アームカバー不要
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