古代地中海世界の宗教について,斬新なグランドデザインを示す
古代地中海世界において人類が初めて「神」を見出したとき,それは種々の事物の中に見出された,多神教の神であった。

しかし今日の世界では,人類の過半が,ユダヤ教,キリスト教,イスラム教という一神教の信者である。

これは何故だろうか?四千年という人類史の大半を占める古代史を解析することで,上記のような人々の心性の変化を
明らかにすることが本書のテーマとなっている。

古代の人々にとって宗教の持つ意味合いは大きく,宗教をめぐる人々の心性の変化を明らかにすることは,
生き生きとした歴史を把握するのに必要なのだろう。


筆者は結局の所,文字,それも表音文字たるアルファベットの発明と,抑圧された環境が一神教の発達の要因であると結論する。

そして,一神教の地中海世界全体への拡がりが,ポリスといった公共体の解体と個人としての信仰の出現にも関係すると主張する。


詳細は本書を読むしかないが,「多神教においては神々が人々に語りかけていたが,一神教ではそれが見られない。

神は人々の内面をのぞき込んでくる」との主張は難解である。

また,「アルファベットの普及が論理性をもたらし,一神教への道筋をつけた」との記述と
「論理ではなく個人の感覚的な神との出会いが一神教をもたらす」との記述がどの様に整合するのか,判然としない。

もっとも,その他の部分も歴史的事実を綿密に分析するというよりは,大胆な推論を繰り返す面が多く見られるから,
大まかなグランドデザインを示すものとして読むものだろう。
アクエンアテンの一神教とユダヤ人の出エジプトを関連づけるあたりなど,
実に胸が躍った。


何故地中海世界のみに一神教が生まれたのか,紀元一世紀のローマ帝国に多数流入した振興一神教で何故キリスト教が生き残ったのか等
疑問は尽きないが,ひとまず古代史を見渡すに楽しい一冊である。
多神教と一神教―古代地中海世界の宗教ドラマ (岩波新書)

その他の感想

なんども
兵器の話が占める割合は多くはなく、組織全体に関する話が多い
ルアーの傷予防に使用
オイオイもうすぐ4倍だぞ!タカラトミーさ〜ん!子供達を助けて下さい!
新刊待っていました。
ゲームパッドでのプレイが面白い!
ゴージャスです。
日本語になった翻訳詩
ロット違いで性能が発揮されない物が有ります。
感動の1作
リアルサウンドが楽しい
「ジャンボ」の改良版だが---
英語を使う際の「良いクセ」を付けてくれる本。
抜き差し管がヘタり気味の古楽器には、少し物足りないかもしれません
マコトくんの話です
効果ありますが、足汗の多い方は注意が必要です
取り扱い方が全く分からない! 説明書も無し!
スライスが出ない
オクターブチューニングの問題がかなり改善されます
安心感はありますね
デュラエース仕様のコネクティングピン
設定資料集好きには保存版です。
発売日が遅い
レース仕様にどうぞ
守ってナンボのガラスフィルム
さわやかないい香り
良い音になりました。
内容は簡単ではないですが...
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