夏でも固まらない！使いやすい天然塩

塩はダンコ天然塩派の私。
以前はテーブル用にもニガリを含んだ粗塩を使用していたのだが、
夏場の悩みとして、
すぐに固まってしまうという欠点があった。
トースターで焼いて水分を蒸発させスプーンで砕いて容器に戻すというメンテナンス作業は、
どうにも面倒臭い。


そんな折に発見したのがこの塩。
最大の特徴は、
固まらないこと。
そうは言っても夏場だと密閉していない容器内では多少は固まってくるのだが、
ちょっと振ってやれば元通りサラサラになる。
国産塩にもそういう商品がないかとあちこち探してみたけれど、
どれも固結防止剤が添加されていた。
無添加なのに固まらない、
という点が画期的だ。
重量あたりの価格も、
同等の国産品と比べてさほど高くはない。


ちなみに味のほうは、
国産の粗塩と比べるといくぶんコクが落ちる気がする。
国産ビールと比べたときの欧米産ビールの癖のなさのような印象か。
粒が大きく、
食品に直接振り掛けて食べるとガリガリいうので、
その点は好みが分かれるだろう。
私はビールのつまみ代わりに舐めたりしている。
発汗の多い日の塩分補給にちょうどよい。
欲を言えば、
もう少し粒が細かいといいのだが……

それにしても、
海に囲まれた島国日本でわざわざ外国産の塩を買うとは、
情けない話である。
「XXの塩」と国内の地名を銘打っていても、
原料は外国の海水だったりするからタチが悪い（産地明記がなくても原料が「天日塩」となっていたら大抵は外国産だ）。
祖国ニッポンの海水とニガリだけで作った、
夏でも固まらない塩が現れてくれることを切望する。