実名人物の肉声で迫る選挙戦の舞台裏
昔から選挙運動に参与取材、
観察したルポはあるが、
約1年かけて(本当は衆院解散が遅れに遅れたからだが)2人の民主党候補者を取材した本書は、
カギ括弧を多用してあたかもその場にいるかのように、
民主圧勝の舞台裏を面白く読ませてくれる。
選挙は人間関係から組織を切り崩されることを恐れるので、
実名がなかなか報道に出てこないものだが、
本書の発言者はいずれも実名で紹介されているだけでなく、
後述の「支持をもらう、
もらわない」での鬼気迫る議論もあけすけに書かれていて、
よくOKが出たなと感心した。


著者は観察者の視点ではあるのだが、
選挙取材をしていると、
つい感じてしまう候補者へのシンパシーもにじみ出ている。
例えば、
市村浩一郎の選対事務局長と数ヶ月前まで宝塚市長を争った中川智子と社民党が選挙中、
押しかけ支持みたいに、
市村陣営へにじり寄る姿を辛口に描いたり。
選挙は離合集散がつきものだが、
志を異にする他人に頭を下げない市村の志の高さを暗示しているように感じた。


松下政経塾について、
やや批判的に書いた著者の新潮新書前作も面白かったが、
長く取材されただけあり、
本書も小気味よく印象に残る場面が次々と出て、
読み応えがある。
大企業の役員まで務めた新人候補の父親が老後に蓄えてきた3000万が半年でぽーんと飛んでしまうどころか、
週休一日、
飛び込みで一日1500軒、
支持依頼に回るのだという。
国会議員なんてどうでもいいが、
親父の子への愛が胸を打つ。
勝ち馬に乗ろうと、
わらわら入ってくる「後援者」やその内輪もめも書いている。


日々メディアでは、
小沢チルドレンの話で持ちきりだが、
風に乗る前の本来の民主党は小沢丸抱えじゃなく、
本書が描くような手作りの選挙戦だったと思う。
与野党問わず、
本書をきっかけに、
本来の選挙を再考してくれれば……無理だろうか。
民主党代議士の作られ方 (新潮新書)

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