お遊び・練習用として。

値段としては入門用アコースティックバイオリンの方が安かったりするんですが、
防音室でも無ければなかなか練習もできないのがバイオリン。
特に昨今は住環境で音にも気を使うので「ノコギリとも悲鳴とも黒板を爪で引っ掻いたようなものともつかない音」でも遠慮なく練習するには、
エレキバイオリン(ヤマハだとサイレントバイオリン)が選択肢として浮上するのは当然の成り行きかもしれません。

というわけで、
今までバイオリンなんかコンサート会場と楽器店のガラスケースの中でしか見た事無かったけど「弾けるようになったらいいな」程度の軽いノリで選んだのがこれでした。
とりあえず一番安かったので。


まぁ結論から言えば「安いのは安いなりの理由がある」という感じですが、
別にこれで演奏会を開く予定も無いので気にしなくてすむ部分は気にしません。

とりあえず写真から想像するような高級感は無いですね(苦笑)。
一見すると「おもちゃ」です。
買った直後はペグの固さもユルユルで弦を張ったそばから緩んでいくような状態で「この値段でこれは大丈夫なのか」と思ったりもしますが、
ペグの固さも調整して駒の角度も一応正常な感じにしてチューニングを繰り返して、
弓のテンションも軽く「これくらい？」と調整して松脂(多分)を擦りつけて「これくらい？」と滑りを確かめて、
試しに弾いてみると「フゥゥーン」と意外に安定した音が出ます。
見た感じ、
どこかが共鳴して変なカチャカチャした玩具っぽい音がするのかと思ったけど、
そこは問題無しでした。
腕前はともかく。

この状態だとセミアコースティックで、
調子笛と同じくらいの音量です。
同じ部屋にいれば聞こえるが、
隣の部屋だとどうかな、
程度ですね。
これで気になるならミュートを取り付けてみるしか無いです。


それでは…と電池を入れて、
ヘッドホンに繋いでみると、
想像以上に音がデカかったです。
練習程度なら音が消えるギリギリ付近のボリュームでいいくらいです。

ハイとローの簡単なイコライザーも付いてるので、
音をマイルドにしたり派手めにしたりもできます。

とはいえ、
本領発揮はシールド接続してエフェクター経由でアンプに繋いだ時、
でしょうね。