ビデオ講義見た人は必読

世界１有名な物理の授業、
YouTubeやMITのオンライン学習 OCWでも常にトップの人気の講座の講義録にエッセイを加えてていねいにまとめた本。
もう何度もルーイン先生のビデオ講義は見てたので内容はよくわかりました。
本書のあちこちで講義のハイライトが思い浮かべられます。
ガリレオを題材にしたスケーリングの話なんかはビデオ講義では結論のところがあっさりしすぎてすぐに次の話題に入ってしまうけど、
本書ではもう少し丁寧に説明されています。
このようにすでにビデオ講義を受講した人が確認のために使うと有用ではないでしょうか。
この本で解説されているのは 8.01の内容だけではなくて他の講義もカバーされてます。
MIT WORLD のビデオも合わせて見ると面白いかもしれません。


この本の出版に合わせた最終講義もOCWで公開されています。


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講義の最後のQAでこの先生の授業がなぜこんなにも面白いのかがわかります。
ルーイン先生は１つの授業のために50時間以上かけてレッスンプランを作り、
２週間前に１度、
１週間前にもう１度、
空の教室でドライラン（リハーサル）をやっていたそうです。
さらに授業当日の早朝に再び空の教室で最終のドライランをやってから授業の本番に臨むという徹底ぶり。
毎回の授業の準備としてこれをずっとやっていたのはすごい。
この間に時間ピッタリにすべての実験を終え、
学生達の心に「物理への愛」を芽生えさせるための準備をしていたんですね。


ルーイン先生のビデオ講義を見ていると全編ものすごく面白いし、
学生の笑いが絶えないのに先生の話には実は全くムダが無いことに気づきます。
時折テーブルを見下ろして覗いているノートには、
精緻な授業進行ともしかしたら台詞まで書かれていたのかもしれません。
それほどにこの先生の授業は完璧。
この本もおすすめ。
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