一身を犠牲にした若者たちに感謝

特攻の攻撃が激しく、
昭和19年11月に予定されていた東京大空襲が延期になったのだが、
私の父はその時東京に住んでいた。

もしこの時に空襲が行われ中学生だった父が死んでいれば現在の私はいない訳で、
様々な要因が織りなす偶然かもしれぬが彼らの純真なる犠牲があったからこそかもしれず、
戦後に過酷な占領政策を我が国は受けなかったのも彼らの自己犠牲が米軍をして畏怖の念を感じさせ、
かつ敬意を抱かせたからなのは疑いもないだろう。
　戦後はあまりにも彼らの精神に対しての顕彰や名誉が与えられることもなく来た、
日本のありかたに憤りを感じる。
　日本武士道の習いでもある自己犠牲の精神は、
崇高な魂でもあり、
いざという時に我が国の民の中に見出される精神であることは、
先の東北大震災の時に、
一人でも多くの人を逃がすために、
部署にとどまって放送を続けた25歳の女性、
多くの警察官、
消防士の姿勢を見ても、
あるいは一般人の老人女性子供を労わった姿にもあきらかであろう。

この年、
私の瞑想の指導をして下さる、
クリヤヨガの僧侶も日本人の驚嘆すべき精神性だと感激していらした。
そろそろ戦後の桎梏である自虐・戦前全て悪であるがごときの朝日・毎日史観と決別すべき時が来たであろう。