おもしろくて勉強にもなる本

読み応え満点。
人体の不思議と研究の背景にある裏話。
研究の結果分かった事実はもちろん、
結果を得るまでの研究者たちの苦労話がこれでもかというほど語られる。

心臓の章にはノーベル賞を創設したノーベルのプライベート。

膵臓の章にはインスリン研究に功績のあった研究チームの人間関係の物語。

消化管の章は特に食道から大腸までの長い旅が順序良く書かれている。

卵巣の章では子宮とおふくろ。
各章で、
臓器の語源を説明しているのも面白い。
膨大な事実が書かれているにもかかわらず、
気軽に読み進められる。

ふーん、
そうなんだと独り言を言った後は、
ねえねえ、
知ってた？と知り合いについ話したくなってしまう。
どこからでも読めるのもよい。
お母さんが読んで、
お子さんと体について話すのもよさそう。
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