色あせない本物の面白さが、ここにある。

当時ゲームセンターに発表されるや否や驚異的なインカムを上げ、
コンシューマーの移植等で大人気だった格闘アクションゲームが、
12年の歳月を経て蘇る！

荒削りながらも練り込まれたゲーム性、
当時アメリカで社会問題にまでなったバイオレンス描写、
サンプリングによるリアルな打撃音。
その全てが衝撃的で、
当時のゲーマー達のハートを鷲掴みにしたものです。


しかし、
安易な続編や技術力の低迷・何より製作会社の放漫経営によって一度その命脈は絶たれてしまいました。


そんな不遇の名作がゲームボーイアドバンスに蘇りましたが、
ただのリメイクに終わらず、
開発者の熱意と愛情によってシリーズ中最高傑作に生まれ変わりました。


ファイナルファイト以降から始めたゲーマーの人には古臭く感じるかも知れませんが、
じっくり遊び込んでみれば練り込まれたゲーム性に触れる事が出来るでしょう。


旧作をプレイしたゲーマーにも、
元作品の良さはそのままで新たな面白さを追加した納得の完成度に酔いしれる筈です。


敵の持つ強力な武器や、
いやらしい地形トラップもプレイヤーの技術と閃きで逆手に取って進む事の面白さ、
自分で連続技を組み立てる楽しさを一人でも多くの人に知って欲しい。
そう感じる名作です。