デトロイト、トリノの具体例で縮小都市の再生を語り、京都府北部地域の再生案を提示する。「もっと小さく成長する」良書だ

デトロイト、
トリノは街の歴史からときおこし、
破綻、
再生が具体的にルポされこの本を読むだけで現地に行きたくなる。
グルメやショッピング情報はないが（高級腕時計シャイノーラがデトロイト発とは知らなかった）旅行ガイドブックでもある。
国内が著者が勤める京都市ではなく、
京都府北部の丹波、
丹後地域は、
あまりにもはなやかな中央「京都」の隅であり、
関心も払われたない地域への目配りが良い。
「福知山イオンの漬物売り場に府内生産はなかった」という郊外店の問題。
「大学コンソーシアム」を発展させ福知山市内に開学させる、
社会人対象の修士コースを開設するなどさすがと思わせる提言も多い。
地方都市の再生を願う住民、
再生を願う、
地方公務員のかたに是非読んでほしい、
良書だ。