ミステリーや実際の事件の『種明かし』を詳しくされているような内容も盛りだくさんで、ミステリー好きにはたまらなく面白い
オリジナルは2012年6月1日リリース。
電子版は同年6月6日リリース。
著者船山信次氏は、
1951年生まれの薬学博士。
2009年8月4日には、
爆笑問題の番組『爆問学問』の『FILE082:「ヒトと毒薬」』に出演されたので観た方もいらっしゃるだろう。


読んでいて驚くのは、
まるで巨大な『立方体』のような『毒』に対する知識である。
古代クレオパトラから現代の殺人事件までを網羅する一方で、
単なる毒だけでなく、
二酸化炭素のような普通は『毒』とは認識しないものまで細かくかつ奥深く『素性』を解説してくれる。
理路整然としていながらシロウトにも分り易い語り口に読むほどに惹き込まれた。


特に、
日常生活で『毒』でなく『薬』として認識しているものの中に、
気をつける必要が有るものがたくさんあることに驚いた。
特に気になった点をいくつか列記してみると、


・きのこ中毒は、
天然の毒による中毒の70%を占め、
死亡例の60%を占めている
・グレープフルーツジュースを飲んだ直後に、
ある種の薬を飲むことは避けなければならない
・納豆と高血液凝固剤のワルファリンは相性が悪い
・毒草として有名なトリカブトの塊根を減毒処理しているが『八味地黄丸』に配合されている
・小柴胡湯には肝障害・間質性肺炎を引き起こし、
中毒死するケースがある
・ドクダミの葉にはフェオフォルバイドaという成分が有り、
この化合物が体内にあるとき日光に当たると、
光化学反応を起こし、
皮膚に障害が起こる

など、
読んでいて感心することばかりだ。


ミステリー好きの方はあのアガサ・クリスティが薬学の知識があって、
その小説にたくさん生かされていることを知ってらっしゃる方も多いだろう。
例えば『蒼ざめた馬(The Pale Horse)』に使われたタリウムなどが有名でこの本にも登場してくる。
そういったミステリーや実際の事件の『種明かし』を詳しくされているような内容も盛りだくさんで、
ミステリー好きにはたまらなく面白い。
内容の濃さに圧倒されました。
素晴らしい。
毒 (PHPサイエンス・ワールド新書)

その他の感想

murase
定価は3456円!!
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