自然を取り込む日本人として
 著者の西岡常一氏は、
法隆寺、
薬師寺を復元した最後の宮大工棟梁で、

 1995年に亡くなられている。

 本書は1988年に発行せさたものの文庫である。


 「棟梁いうものは何かいいましたら、
「棟梁は、
木のクセを見抜いて、

  それを適材適所に使う」ことやね」
 「木を組むには人の心を組め」
 「職人が50人おったら50人が、
わたしと同じ気持ちになって
  もらわんと建物はできません」

 落ち着いた関西弁から、
職人の仕事の重さがずんずん伝わってくる
 のだが、
如何せん、
図面で伝える、
計算で伝える、
ということを
 しない、
日本の職人の世界であり、
木のクセってどうなのかとか、

 いくら言葉で説明されても、
読者は置いてけぼりである。


 「学者というのは、
ほんまに仕事という面から言うたら、

  どうにもならんもんでっせ。
わたしは一度いうてやったことがあります。

  「飛鳥時代には学者はおりません。
大工がみんなやったんやないか。

   その大工の伝統をわれわれがふまえているのだから、
われわれの
   やっていることは間違いないとおもってください」
  そしたら、
誰も返事しよらんかったな。


 学者が分類し、
時代を検証し考察するも、
大工の目線からは
 ダメときた、
流石は日本の職人の言葉にはシビレます。

 法隆寺、
薬師寺とて何度も訪れましたが、
学者ですら見落とす
 ものを、
小生如きが見出せるはずはありません。


 1300年も持つ木造建築は、
地震、
雷対策、
そして雨の多い
 日本の風土に適したものになっているのは当然のこととして、

 中国から伝来したものを独自に取り入れるだけでないことが、

 「考えること」と、
言い切る著者。


 西洋建築、
西洋文化を無批判で受け入れる現代の日本社会の
 悲哀を感じます。


 既に日本には、
これだけの建築物を支えるだけの木材がない。

 今回の大修復も台湾の木を使っている。
木に学べ―法隆寺・薬師寺の美 (小学館文庫)

その他の感想

初心者でも調べやすそう
USBスリッパの中では良品
購入された方のレビュー通り
鉛筆付きの手帳をお使いの方にお勧めです
安価の割にソコソコ豪華。
★が足りない!
人の声が聞き取りやすい。
素材感が良くないような…
茶道具】茶筅(茶筌)&曲直し&茶杓の3点セット
早い‼︎
どういう発注方法が・・についてのところが(やはり)薄かったように感じました
安達祐実のヌード目的です
ワンピースの作者へ
必読の書とえいえる。
認識されるまで多少時間がかかります
保温力がおしい
ブエノスアイレスの闇
15日でへタレになってしまった・・・
Z008でもちゃんと飛びました。
バイクツーリングにもおススメでCB缶が使える良い商品です
価格、品質、本数ともに文句なし!
お店で買う手間が減ります
子供と遊ぶにはよいと思います
安全性第一で選んだこの商品
どんなときでも使える
ホンダピアンタといっしょに使ってます。
あえて歴史の「もし」を考える
ガールスカウトの持ち物に
戻る