モダンファイナンスが頂上に辿りつく。
ビジネスジャーナリストの手による金融危機本の中でこれほど総括的に隅々まで踏破している一冊はいまのところない。
間違いなく労作。
なにぶんテーマがテーマなので枠組みが壮大でやたら入り組んでいる。
しかし焦点を絞った金融危機本がほとんどの中で、
ここまで全体像を提示しようという試みは貴重だと思う。

著名なエンロン本、
『The Smartest Guys in the Room』で名を馳せたジャーナリストさんであるが(どうでもいいが、
かなり美人)、
同じく金融危機総括本に挑んだロジャー・ローウェンスタインと同様の問題を抱えることにはなった。
システムの話が中心になり人間ドラマが希薄だという。
しかしこれは仕方がない。
後半、
CDOビジネスが詳細に語られる箇所は迫力がある。
合成CDOというのが不思議と倒錯的なカタルシスを喚起するのである。
そもそもなんでこんなものが存在しているのか分からない。
意味がないのだ。
中味のない、
実質的なキャッシュフローのない、
何の抵当もない、
それによって住宅の一軒も建たない、
つまり、
存在理由がないものが存在している。
この無意味ぶりはポストモダンの極致というか、
これこそモダンファイナンスの頂点であり、
ここに辿り着く為の近代経済学の神探しだったのではないか。
きっとここが最高到達地点なのだ。
なんとなれば、
誰もプライシング出来ないのだから。
神のみぞである。
Mark to marketもmark to modelもない。
Mark to Godである。
かくしてモダンファイナンスは神の領域に入った。

結末である「金融システム大崩壊」からリバースエンジニアしていき、
それぞれのプロットポイントを示せ、
と言われたとして、
たとえどんな大学者もどんな天才作家も、
ここで語られる展開を再現出来はしない。
経済という複雑極まりないエコシステムを垣間見て驚嘆する為だけにでもお手に取ってみて損はない。
All the Devils Are Here: The Hidden History of the Financial Crisis

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