幻想的!
いわゆる並行世界モノである。
舞台はプラハ。

読んでいて「現実」の世界とは何なのか?って疑問をチョチョイとくすぐられる感覚がした。

世界を認識する方法として、
やはり文字の役割は大きい。
コトバを発音したり、
文字で表す事で、
世界を捉えることができる。
だから、
その世界観を通じてしか、
僕らはモノを見る事ができない。

しかし、
忘れ去られた原初のコトバがあったとしたら。
そのコトバを目にすることになったら、
今まで見えてこなかった世界が、
どのように拡がる事になるのだろうか・・。


プラハの古書店で、
すみれ色の装釘の古書を手にしてから、
「もうひとつの世界」との境界をさまよう事になった男(←性別は特定されていないれど・・)の話。
古書は、
みたことの無い文字で書かれていて、
解読することができない。
そればかりか、
印刷されている文字は、
力を持っていて、
闇のなかで緑色に輝いている。


終始。
まるで、
夢の中のようにいるようである。

取り留めの無いイメージがどんどん膨らんでいく。
図書館員が書棚の奥深くのジャングルで野性化したり、
雪の上で魚が跳ね回っていたり、
空を飛び疲れて鐘楼の上で休んだり、
水蒸気でできた彫像が空中で様々と形を変える姿を明け方に眺めたり・・。
チベットまで続くという路面電車や、
怪しい儀式など。
もうひとつの世界の幻想的なイメージが楽しめる。
おすすめ。


ヴォイニッチ写本を思い起こさせる。
映画『千と千尋の神隠し』ようでもあり、
ミエヴィルの『都市と都市』を幻想的にした雰囲気もある。
訳者のあとがきには、
カルヴィーノの『見えない都市』が紹介されている。
読んでみたくなった。
もうひとつの街

その他の感想

★アプリについても書きました。上手く走らないとき、対応車両のこと等。
初めてのカートリッジ交換
手帳のページ番号を振るためにIS-M73(7桁)を購入
見ていて楽しい&ためになる。
サブタイトルが恋と入れ替わってる意味
本は映画を見た後に。
パネル・キー・外観・筐体の仕様には改善の余地がある
【若干ネタバレあり】ワームウッド以来の満足
うちの息子にはダメでした
ブロンズのほうがいいかな
やはり展開が…
目下、朗読の練習で使用中
傷が目立ちます
冷たいお蕎麦としてはCPが高いと思います。
やっと発売日
鏡面仕上げステンレスに
もうシーズン3です。
安いと思います^^
結構長持ちします
最終巻と聞き泣きそうになったが・・・
歯茎の腫れがひいた!
停電しても安心!高齢の母も喜んでくれました。
世界は『複雑な恋の感情』で満ちている。
値段よりも高級に見えます
革がいまいち
非常に粘着力が弱いです
やっぱアンダーだな♪(笑)
手に入らないので、仕方なく頼んだのですが
マララの生き方に、深く共感する
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