あんな巨大な帝国にも、やっぱり終焉のときが?
アメリカの近・現代史を力強く批判的・懐疑的に描いてきた本シリーズも最終巻。

ヴェトナム戦争終結から今現在(2012年まで)をカバーする第3巻は、
直近の歴史であるせいか、
あるいは未来への希望を込めてか、
より一層熱が入っています。


本書では、
カーター以降の政権ごとに章分けされ、
輝かしい実績の真相とその裏での暗躍ぶりが、
これでもかとばかりに列挙されてゆきます。

アイゼンハワー大統領がその存在を指摘した軍産複合体は、
ネオコン(新保守主義)と利害一致してアメリカの政策を牛耳り新しい戦争を求め続ける。

やがて、
アメリカ自身も起因する複雑化した世界情勢の中で、
混沌とした終わりの見えない新しいかたちの戦争にはまり込んでゆく。

そんな過程が詳細に書かれ、
新聞やニュースで見聞きしてきた断片たちが、
一本の流れとして理解できます。


ただし、
あくまでも『オリバー・ストーンが語る』のですから、
眉にツバとまではゆかずとも、
額面どおりに受けとめるわけにもいきません。

今現在の問題でもあるので、
冷静にページをめくらないといけませんね。


冷静に、
といえば、
テレビ・シリーズでは刺激的な映像が多いのですが、
本書は図や写真も必要最小限で文字に徹しているから、
より没入できるのがいいですよ。


全3巻を読んで、
テレビ・シリーズも観ると「オリバー・ストーンは次にあの人の映画を撮りたいのでは?」と思わせられ、
それもまた興味深くたのしみであります。
オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史: 3 帝国の緩やかな黄昏

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