思い出の数だけほほえみと涙があります

書き下ろしは少なく以前掲載された作品を集めた一冊なので
あれーこれ読んだことあるなぁ！と一瞬思うのですが
最後まで読むとくるさんは本当に『いれこむ』方なんだなぁと確信させられます。

生き物を慈しみ育てるくるさんのやさしさに溢れた本です。

慈しみ愛し、
一緒に生きた日々、

でも別れは突然やってくる･･･。

慈しみ愛した分だけその悲しみは深い。

相変わらずさらりさらりと描かれているのに心にしみます。

人間のお友達の話も出てきますが、
それが温かい飲み物のように心を和ませてくれます。

すっごくスパイシーな一冊ではないけれども、

あとでじんわり来る一冊です。