1988年（昭和63年）に出た作品です。

最近歩いて秩父札所めぐりを始めました。
まだ10か所ほどしか回っていないし、
この作品を持って行ったわけではないのですが、
いくつかコメントさせていただきます。
大きさはコンパクトで持ちやすい。
一つの札所にそれぞれ4ページがさかれており、
そのうち2ページがそれぞれの寺の説明にさかれています。
それぞれの場所と他の札所との位置関係も丁寧に説明されており、
必ず写真や御詠歌ものせてあります。
残りの1ページ半はそれぞれの札所の住職さんや関係者の方々の挿話です。
これはそれぞれに書き手の個性が強く反映されており（メルヘンチックなものから今昔物語や教訓めいたものまで）、
この部分については好みが分かれるところでしょう。
なんといっても1988年の出版の作品ですから。
最後に地域ブロックごとにわかりやすい地図がおさめられています。
この地図を使って歩いたわけではないのですが、
わかりやすそうな地図です。
もう30年近く廃版にならなかった作品です、
札所の訪問に関心を限定するなら購入して間違いはないはずです。
でも秩父は札所以外にもいろいろありますからね！