高齢化するひきこもり。7割が男性、ひきこもり歴10年以上が3割
本書を読みながら、
この問題はさらに深刻化するかもしれない、
と思った。
40歳代や50歳代でひきこもりをしている人は、
ひきこもりの年数が長い人が多くいると推測され、
高齢化するほど立ち直るのが難しい上に、
同居している親が亡くなれば人間関係においても経済的にも孤立無援の立場になってしまうからだ。
実際、
そのような例はあちこちで発生しはじめており、
親の死を隠したまま年金をこっそり受け取り続ける「消えた高齢者問題」についても、
親の年金収入の庇護の下で暮らしていたひきこもった大人によって生み出されているものが含まれている可能性が高いことが実例と共に指摘されている。


ひきこもり対策は若年層を中心に行われてきた。
そのため、
40歳以上のひきこもりは支援の対象から外れがちであったようだ。
全国で70万人で潜在人数155万人という2010年の内閣府の統計も、
実は39歳までしか対象にしていなかった。
このため、
40歳以上のひきこもりについては全国規模の統計すら存在していない。
しかし、
いまや40歳代以上のひきこもりは珍しくない。
地方と都市部で違いはあるが、
山形県や島根県の場合で40歳以上のひきこもりは全体の45~53%。
東京都町田市でも30%を超えている。
つまり、
比較的少ない町田市の比率の7:3を適用したとしても40歳代を含めたひきこもり全体の人数は全国で既に約100万人に上っていると推定される。
そして、
大人のひきこもりのうち、
7割は男性らしく、
ひきこもり歴10年以上の人が3割もいるという。


親側は世間体や暴力を恐れてあまり表沙汰にしたがらない。
ひきこもっている大人たちも、
自分が傷つくことに敏感なだけでなく他人に迷惑をかけたくないという意識が強く、
一度狂い始めた歯車をどのように修正していいのかわからないまま深みにはまってゆく。
自己責任の風潮が暗黙のプレッシャーになっている。
中年では生活保護は受けられない人が多く、
セーフティネットにも引っかからない。
大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち (講談社現代新書)

その他の感想

ミニでもしっかり固定されます
むずかしいけど面白い
スリープの解除時の間が長い。
かなりの高級感☆
とても、可愛いです。
迷ったらこれを読む
キャップにつけるとグラグラする
適度な厚みと切りやすさ
虎×600より劣る?
このパッケージでは安すぎる
よく工夫された労作
救われた!!
やっぱり学生向き
名刺がまともに入らない
横山健のインタビューに尽きる
クルマのタイヤに使用
視点移動はスムーズ。キー配列が難点か
扱いやすく、安定した性能。
根拠の無い美談
上質な皮革、細部の職人技が魅力
大量印刷用、縁がキレイ。
壮快 2015年06月号
役立ちました!
カラーで使用できないことを明記されたい
zaisan
コスパ最高、高解像度とキーボードが必要なユーザにはこれでしょう
しょくぱんまんと…
戻る