走行中突然上下に分離する、かつてないビブタイツ。

このビブタイツは、
それぞれ独立した上下２つのパーツを腰部のファスナーで留め合わせる構造になっている。

そのため、
ビブタイツにしては大変着用しやすく、
また走行中にトイレに行きたくなっても容易に用を足すことが出来る。

かつてない作りのビブタイツで、
特許も出願中らしい。


素材もウインドブレーク素材であるため、
軽量であるにも関わらず風を通さず、
気温が０度以下まで下がる真冬の夜間走行でも実に暖かい。
走り続けてさえいれば汗冷えすることもない。


正直、
これから述べる欠点さえなければ実に素晴らしい満点の出来であった。


レビューのタイトルにも書いてある通りだが、

ヒルクライムのダンシングなどでファスナーに強いテンションが掛かると･･･外れるのである。
　上下に。
　ビビーっと。


一応、
脱着可能なプラスチックのフックで上下それぞれが繋がっているため、
ファスナーが分離したからといってお尻までズルーということはない。


が、
ファスナー部で上下に分離したら、
一旦ファスナーを逆向きに一周させ、
また装着し直さないといけないため、
大変直しにくい。

当然走りながら出来る作業ではないので、
止まってやることになる。
すると汗が冷えてくる。
とても寒い。
風邪をひいたかもしれない。


念のため書いておくが、
私は身長169センチ体重63キロ。

Lサイズを購入したのでサイズ的に全く無理はしていない。

それでも外れるのである。


この逸品、
定価３万である。

Amazonの割引とスポーツ用品のクーポンを併用しても２万程だった。

一般的なサイクルウェアとしては最も高い部類である。

にも関わらず、
この有り様。


パールイズミさん、
特許なんか出す前にもっとやることがあるでしょう･･･
もっと引っ張り方向に強いファスナーを使うか、
ファスナーと金属ボタンを併用するとか。


ファスナー部で分離することを除けば、
本当に、
満点の、
実に素晴らしい商品なのである。

それだけに、
私にとっては今年一番のガッカリ商品であった。