逆境にあっても日本人の誇りと感性を失わなかった人々の記録
2010年にアメリカ、
スミソニアン博物館で開催された「The art of GAMAN」には15万人が来場し、
絶賛されましたが、
日本では昨年秋から4都市で巡回中です。
この展示会の出品作を集めたのが本書です。


冒頭に日系3世の著者・デルフィン・ヒラスナさんによってこの展示のいきさつが書かれています。
彼女のお母さんが亡くなって木彫りの鳥のブローチが残されました。
それは母が日系人強制収容所に入れられていたときのものでした。
親は子供たちに収容所の体験を話そうとはしませんでした。
アメリカへ反感を持たずに前を向いて進んで欲しいとの願いからでした。
ヒラスナさんは知人に呼びかけて収容所時代に作られた工芸品や日用品を集めました。
倉庫やガレージにしまわれてていた品々がヒラスナさんの元へ続々集まってきました。


砂漠の中のバラック小屋に押し込められた日系人は家具や日用品を自ら作らざるを得ませんでした。
廃材や枯れ木や石を使って椅子、
テーブル、
仏壇が作られています。
籠や算盤、
刺繍のはいったシャツもあります。
次第に木彫りの動物や装飾品なども手がけました。
砂漠の地面を掘って出た貝殻を使った蝶のアクセサリーや着物の布からつくった日本人形もあります。
それぞれ丁寧に心をこめて作られたことがわかる素晴らしい出来栄えです。


開戦当時、
在米の日系人12万人が強制収用所に連行されました。
苦労して築き上げた財産を奪われトランク一つで収容所へ連行されました。
青年男子はアメリカへの忠誠を示すために米軍に志願してヨーロッパ戦線へ送られました。
収容所の日系人は荒涼とした砂漠に囲まれながら、
日本的なデザインの工芸品や日用品をつくり続けていたのです。
それは、
自由を奪われ、
先の見えない中にあっても彼らが日本人としての誇りと豊かな気持ちを失っていなかったことを示しています。


NHKの「日曜美術館」と「現代のクローズアップ」でこの展示会のことが紹介されました。
「現代のクローズアップ」キャスターの国谷裕子さんが、
心のこもった長文の「あとがき」を寄せています。
なお、
日系アメリカ人の強制収容を調査研究した「ストロベリー・デイズ」ディビット・ナイワート著がこのほどみすず書房から出版されましたので、
この史実の全体像が明らかになりました。
尊厳の芸術―強制収容所で紡がれた日本の心

その他の感想

「策謀実行中」について知ることができる
楽しく遊んでるんだけど…
キラキラ☆
使い道色々ありそう
かぶれや湿疹もなく、はがしやすい
低価格なのが立派
ウィッシュに。
理解に苦しむ
強風で紙が飛んで行く
90分程度でさっくり読めます!
節電に良いと思います。
非常に便利だが惜しい部分もある
マイノリティな右向き?
快適に使えてます。
ちょっと測温が遅いけど、普通に使えます
ハンディな神話・古代入門書
う~む
バーミックスでの泡立て用に
iPhon5s(7.1.1)にて良好に動作
スー過去問専門科目の伝統的欠点
この製品ではなく、組み合わせられる小物についてレビューします。
上田恵介研究室の方々の鳥や研究に対する思いに研究室のエピソードを盛り込んだ本。
立読みで充分
やや平板
ADHDの方、必読!!
手軽だが、回転する際には注意が必要
嬉しそうに遊んでいます。
引き続き白黒なのが難点です(一部除く)
新型PS4(CUH-1200AB)では使えないという話も 追記:PS4のFW2.55で修正された模様
戻る