わりと硬派な「地図本」です

そいじょそこらの「地図系雑学本」などとは違います。

国土地理院の技官として長年地図作りに携わってきた著者が、
ごく細かいところまで含めて「地図作り」を語るといった一冊です。


・・・だからこそ、
といえるのかも知れませんが、
正直自分にはかなりレベルの高い本でした。

カラーやマンガでわかりやすくする工夫はされているのですが、
かなり読むのに苦労したというのが事実。

多分、
それなりに理数系の素養を持っていたほうが読みやすいのではないかと。

他のレビュアーの人が「わかりやすい」と書いているだけに、
自分の素養のなさがよくわかります（笑）。

逆に学生さんとかの方が読みやすいのかなぁ・・・。


ただ、
地図作りというものがどれほど地道なものなのかということ、
および一枚一枚の地図にいろいろな工夫が盛り込まれている、
ということなどは非常によくわかり、
興味深い内容でした。