一流の人間の、一流の礼儀作法がわかる。
歌舞伎鑑賞の入門書として、
友人へ勧めたくなった。

著者の長谷部浩が、
歌舞伎を心から愛していることが伝わってきて羨ましくなる。

私も感情移入して、
すっかり菊之助さんのファンになった。

ちゃんと、
歌舞伎内部の用語には丁寧に注釈がついているし、

舞台の裏側がよくわかるような配慮がほどこされている。

読み終えると、
すっかり歌舞伎の内情に通じているような気持ちになってしまった。


礼儀正しい好青年だと本書は伝えているだけではない。
父・菊五郎、
演出家・蜷川幸雄、
姉・寺島しのぶ、
故中村勘三郎、
海老蔵らのプライベートな挿話から、
スターファミリーに生まれ育った菊之助さんの葛藤と次第に一人前の俳優へと成長していく姿が明らかになる。


章立ても面白い。

永遠のライバルと目される海老蔵との舞台を踏まえた、
6章の「海老蔵襲名『助六由縁江戸桜』」。

3.11の当日新橋演舞場の楽屋で未曾有の災害を受けて、
興行を継続すべきかを悩んだ姿。
歌舞伎のなかにとどまらず外へ出ようち自ら行動してチャリティ公演を行った19章の「東日本大震災を受けて『うかれ坊主』『藤娘』」
この二章がとりわけおすすめである。


東京新聞の歌舞伎評を担当する長谷部浩であるが、
この本は評論の堅苦しさはない。

楽しく一気に読み終えた。
菊之助の礼儀

その他の感想

孫へのプレゼントに
初心者から幅広く・・・
信用に値します
やはり花ちゃんはすばらしい
初めてのモンハン
思弁的実在論の第3の道:思弁的美学
ずとまよ神!
コンパクトに見えて容量が大きい!
メタルマックスはおもしろい!
書きやすさは文句なし
購入を迷っている方へ
一個人の特集は中身が濃く写真もきれいで最高です
バランスが難しい
胸躍り,焦がされ,紡がれる愛と歴史の物語
シェッドバスターについて
まぁまぁかなぁ~
結局..
手頃さと品質を備えた予備ケーブル
駆け足気味?
付属品との相性
タイトルが誇張表現になっていて、中身は期待はずれでした。
買ってよかった」
「本当はダメじゃない」という視点がない
ツギハギ五行説
キャラウィッグとして使える範囲内です
イメージ通りでした。満足しています。
かわいい、最高
頑丈でCPがよい
台所用と謳ってはいるが
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