実戦力を鍛えるのによさそう

10月29日現在、
音声データはきちんとダウンロードできました。
恐らく音声の準備が発売に間に合わなかったのだと思いますので、
関係者に反省を促します。


ただ本書は、
そのようなことを補って余りあるTOEIC教材です。


巻末に著者約40名の一覧が、
顔写真やTOEICの受験回数とともに掲載されてますが、
ほとんどの人がTOEIC990点満点、
TOEICSW400点満点、
英検１級、
通訳案内士などのスコア・資格を持ち、
良好なTOEIC本を書いている方ばかりです。
正直、
ものすごく有名ではないけれど、
実力のある、
現在のTOEICの傾向に精通した活きのいい「最強軍団」による渾身の一冊といっていいでしょう。
恐らく、
５年後には間違いなくTOEIC界を牽引する人たちなのだと思います。


本書を一通り読んで感心したのは、
実際のTOEIC講義で教えてもらえるような生きた知識を身に付けることができる作りになっているところです。
授業の時に講師が触れるような情報やテクニックが随所に織り込まれています。
例えば、
PART1では、


・vehicleは車輪がある乗り物の総称です←実は私はこれまで、
このvehicleの範囲がよくわからなかった

・pileは「（無造作に）〜を積み重ねる」、
stackは「（きれいに）〜を積み重ねる」←私はこんな意味の違いがあるのを今まで知らずに、
同義語として覚えていた

こんな感じでPART1→PART7ごとに、
よく出る単語、
表現、
言い回しを整理することができます。


はじめてTOEICを受ける人というよりは、
よりスコアアップをさせたい人向けの本だと思います。
基本の力はあるが、
高得点に結びつく単語の意味の違いや表現の使い分けを知りたいような人に特にお勧めです。


ハンディタイプですが、
中身は決して軽くないです。