室谷ウオッチャーです

　私は、
時事通信社の時代から、
後輩だった室谷君のウオッチャーです。
彼が「時事解説」の編集長時代に、
ペンネームで「時事解説」に書いていたエッセー・コラムは素晴らしかった。
本当は、
韓国問題だけではないのに、
このところ、
すっかり「韓国ウオッチャー」になってしまった。
が、
今回は「韓国問題だけではない」ことを証明してくれた。

　彼は昔から漢籍に強かったが、
この本で出してきた朝日新聞を評する造語「醜塊革面」（みにくいかたまりがツラだけあらためる）は傑作です。

中村菊男教授の逸話として出てくる「日章旗を赤い染料に漬けて赤旗にして、
デモに行った、
にわか左翼たち」には抱腹絶倒。

　「ピンクの旗」の集団が、
満州事変直後の不買運動で、
「営業日の丸」に革面（ツラだけあらため）し、
戦後は「営業日の丸」を赤い染料に漬け込み、
やがて本当の「真紅」になった。
しかし、
ソ連圏崩壊後は恥ずかしくて赤旗を振れなくなったので「日の丸に×（バツ）を付けた旗」を振って、
韓国の「ジャパン・ディスカウント運動」とピッタンコ。
室谷君のますますの「筆刀」に期待します。