思った以上にわかりやすい

思考をみがく経済学と対になる本です。

前著がミクロ経済学寄りの内容だったのに対し、
こちらはマクロ寄りの内容。

具体的には景気に関する指標の読み方から入り、
望ましい安定化政策、
年金問題、
人口減少などなど。


ポイントはそれぞれの項目でビジネスの現場への影響、
考え方の応用などが書かれている点。

マクロ経済環境はビジネスを進める場のルールというか前提条件なので非常に重要だと思います。

中には「努力さえすれば景気なんか関係ない」という方もいそうですが、
そういう人にこそ読んで欲しい一冊。

内容的にコンパクトながらしっかりまとまっていてわかりやすいので、
経済学の事前知識は無くても大丈夫でしょう。