カメラを買って良かったと、つくづく思ったりする。

一眼レフカメラを購入した時はうれしくて、
あちこち写真を撮っていました。
何も考えずに、
オートモード固定で、
ただシャッターを押すだけ。
それだけで十分でした。
でも、
後で見直すと、
どれもつまらない写真でガッカリ。
そんなこんなで、
仕事も忙しくなり、
徐々にカメラから離れつつありました。


ある日のこと、
部屋を見渡していると、
カメラが泣いている。
あれほどお世話になったのに．．．．。


そして、
この本に出会い、
ぱらぱらっとめくって、
ながめているうちに、
（そう、
まじめに読んでいる訳じゃありません！）カメラを持って外に出たくなる。
写真を撮ってみて、
パソコンでながめていると、
やっぱり心の中に何かが引っかる。
そんなときに、
この本を読んでみる。
「ああ、
なるほど！」と手をたたく。


カメラを購入した際に、
いろいろと入門書を読んでみました。
もちろん、
とても勉強になりました。
いろいろな知識は入ってきます。
ですが、
私の読み方が悪かったのでしょう。
おお、
さすがにプロはすごいなぁと感じるけれど、
知識だけに終わってしまい、
自分とは違う世界のような．．．．。
そんな感じで、
前に進まないで終わってしまいました。
（えーと、
著者の方にはごめんなさい。
）

ところが、
この本のユルさ加減は絶妙で、
頁をめくっているうちに、
なんとなく写真を撮ってみたくなる。
知識として知っていることでも、
とっても新鮮に感じてしまう。
どなたかレビューで書かれていましたが、
本の内容がスルスルと心の中に入っていく感じ．．．。


カメラを趣味にと言う前に、
まずは日常のなかでいろいろなものを見つけて、
それを撮っていく。
もちろん欲もでてきます。
感動した気持ちを写真の中におさめていきたい。
だから、
いろいろと技術を勉強してみたい。
そんな気持ちの今日この頃です。


ああ、
カメラを買って良かった。
ようやく、
今頃になって、
そんな気持ちにして頂いた１冊です。