表情豊か

もうひとつのコミカライズ作品である「妄言録」があるため、
一部そちらとの比較になってます。

結論から言うと、
自分にはこちらの「@comic」の方が合ってました。


作画的には安定していない部分も所々見受けられますが、
表情やコマ割に力が入っており、
キャラが生き生きしていて飽きないです。

特に由比ヶ浜結衣ファンの方にはオススメです。
コロコロ変わる彼女の表情は必見です。

雪ノ下の「野生の獣の目」や三浦の「何コンダ」はアニメや妄言録と比べても別段の迫力になっていますｗ

物語の構成自体も、
妄言録の方は原作やアニメの展開を追っていく形になっているのに対し、
こちらは大胆に場面の順番を変えてきています。

そのため原作既読組でも新鮮な気持ちで読めると思います。

（と言っても、
ストーリー全体の流れやキャラの関係性に大きな影響を与えるものではありません。
今のところ）

作画について余談ですが、
書店などの店頭で配られているお試し版コミック（おそらく雑誌掲載時のもの）と比べると、
驚いたことに1話のほぼ全編に渡って人物画が修正されています。

アニメのキャラデザに近づいた感じでしょうか。
特に八幡は髪型や瞳の描き方が完全にアニメ版を意識してますね。

自分は連載版は読んでおらず、
お試し版の1話を読んで単行本発売を心待ちにしていたのですが、
絵柄の違いに結構戸惑いました。

先にそちらを読んでいた方は、
同じように違和感を覚えたのではないでしょうか。

でもこれはこれで慣れるといい感じなので、
今後も楽しみにしたいと思います。

個人的にはなかなか良質なコミカライズ作品だと思いました。