案外と例のない まっとうな時代劇批評
時代劇ドラマ(あるいは時代劇映画)の衰退を嘆く声は、
別に著者が初めてでもないし、
様々な方面から言われ続けている。
(これは著者も繰り返し指摘している)
しかし、
よくあるのが「昔の作品は良かった」「今の作品はダメだ」「これじゃ滅びる」でよくよく聞くと、
良かった・ダメの判断基準が観客数や視聴率だったり、
昔の俳優と今のアイドルだったりと、
単に上っ面をなぞって、
何故の答えにはなっていないもの。


本書の優れた点は、
先ずは理由を掲げて、
更にその理由の根拠を挙げている点だ。
批評や分析かくあるべしだろう。

次に評価すべきは、
多角的であること。
全ての関係者の問題点を並べる中で、
視聴者の問題にも踏み込んでいること。
実は単なるノスタルジーオヤジが「昔はすごかった」(単に年寄りなだけ)を語ることで、
若い層が萎えることが顕著なジャンルと云う指摘は本書購読層は真摯に受け止めるべきだろう。

そして、
最後に、
岸谷五郎とジャニーズ仕事人への繰り返しのダメ出しを除けば、
個々の作品への執拗な批判は殆どみられない。
これは著者のモラルの表れ。

それと、
人物・作品とも極力固有名詞を明らかにして論じているのも、
当たり前とはいえ、
それをしない著作が多い中で立派。


ところで、
ふと思ったこと。
時代劇の定義だが、
現代からみて「昔」といえる時代(祖父母の時代か)で、
現代と明らかに生活様式が異なれば、
そこにファンタジーが成立するのではということ。

つまり、
「三丁目の夕陽」しかり「華麗なる一族」しかりで、
昭和30~40年代を舞台としたドラマって、
ある種の時代劇になっているなぁと。

そして、
そのもう一つ前の時代-戦中・戦後ドラマ-がキチンと時代も生き方も描けていないことも、
時代劇と同じ構図。

そろそろ、
ケータイもネットもないそして景気がよくみんな楽しかった昭和50~60年代がファンタジーの舞台になってしまうかも。
なぜ時代劇は滅びるのか (新潮新書)

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Good♪
ゲーム用に購入
[ご注意を!] 2014/11発売のFire HDX 8.9 (ニューモデル)には合いません
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