銅メダルおめでとうございます。

ロンドンオリンピックの銅メダル獲得の興奮の中、
改めて本書を読み返しました。

木村沙織選手の天真爛漫な素顔が、
いっぱいの写真といっぱいの文字で表現されている良本です。


心の中に強い信念を持ちながら、
常に笑顔を絶やさない太陽のような彼女の人柄は、

周囲の人にいっぱいの元気を振りまいているのでしょう。


負けたら終わりの中国戦のファイナルセット。
緊張感溢れる試合展開の中、
イタズラっ子のようにペロっと舌を出した時に、
ああ・・これがアスリート木村沙織の最大の魅力なんだと思いました。
（まるであだち充のマンガの主人公のよう・・）。


また、
本書には本人のエッセイの他にも、
メダルを一緒に取ろうと誓う荒木選手からの寄せ書きや、
メダルを争った韓国のエース、
キム・ヨンギョン選手からの手紙も掲載されており、
オリンピックが終わった後に改めて読むと一層、
感慨深いです。


更にサーブやスパイクなどの技術面についても、
木村沙織選手が自ら解説しており、
本当に充実した内容になっています。


木村沙織選手が好きでこの本を買った人は、
木村沙織選手の事がもっと好きになること間違いなしです。

トルコリーグの移籍が決まり、
当分日本で木村選手の試合が見れないのは残念だなあ・・。