ノックの音が (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | ノックの音が (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 星 新一 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101098333 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
「ノックの音がした。」 この本の作品は、全てこの一文から始まっている。ノックの音がした事によって、それまでの日常から、予期せぬ出来事に巻き込まれて行く。なんだ、短編集なのか、と思ったら、大間違い。中には本気で怖くなるものも多い。かく言う私はこの本を小学生の時に読み、お風呂に入るのが怖くなった。特に最後の「人形」…あっと言わせる結末であり、どうしようもなく怖い。そして、その「怖さ」とは全て人間の愚かしさに対する怖さ…それが正体である所が、天才・星新一の作品たる所以である。