しずるさんと偏屈な死者たち (星海社文庫) の感想

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参照データ

タイトルしずるさんと偏屈な死者たち (星海社文庫)
発売日販売日未定
製作者上遠野 浩平
販売元講談社
JANコード9784061389519
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

購入者の感想

お人形さんのように綺麗だけど病気でずっとベットにいるしずるさんと、元気な女の子よーちゃん
二人の病院での会話で事件の謎解きをしていく物語。

推理よりもしずるさんとよーちゃんのやり取りにほのぼのした雰囲気を感じさせられて楽しかった。
このシリーズのしずるさんの推理については、犯人のトリックは意表を突かれたものがあるわけではなく
推理小説としては楽しいものとは言えませんでした。

「しずるさんと偏屈な死者たち」収録作品

しずるさんと唐傘小僧
 山中で発見された唐傘小僧のような女性の死体の謎解き
しずるさんと宇宙怪物
 体に大きな穴を空けられて心臓を奪われた遺体の謎解き
しずるさんと幽霊犬
 小型の飼い犬にかみ殺された遺体の謎解き
しずるさんと吊るされた男
 消えた奇術師の遺体の謎解き
はりねずみチクタのぼうけん
 お腹に時計のあるハリネズミのヌイグルミの冒険

以上、五作品で構成されています。

表紙にかかれている二人の少女が不思議な事件について
積極的に事件に関わり解決していくなどではなく
話のタネとしてはじまり安楽椅子タイプのように終わっていくそんな奇妙な作品
あと、百合な繋がりが強くなっていく感じもあります

現在3巻まで発行されていて今年のうちに復刻され
来年には待望の4巻目がでるようで凄く楽しみです

コンパクトにまとめられた短編事件なのでアニメ化しやすい内容
最近のアニメ化事情にのってやってほしいものです

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