ガーリー・エアフォース (電撃文庫) の感想
参照データ
タイトル | ガーリー・エアフォース (電撃文庫) |
発売日 | 2014-09-10 |
製作者 | 夏海公司 |
販売元 | KADOKAWA/アスキー・メディアワークス |
JANコード | 9784048668620 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル |
購入者の感想
ある日、私の航空機好きを知っている友人が、この作品を紹介してくれました。
表紙にはかわいい女の子、背景に戦闘機。
「これは、このコがコレを操縦するのか? それとも、このコがコレそのものなのか?」
すでに人としてどこかズレてるこの問いかけに、どちらかといえば後者との回答。ほいきた、と即購入決定。
(設定的には前者でもあるのですが、そこはひとまず)
レビューというよりレビュアーの自己紹介みたいな文章になってますが、要は上の商品
画像を見てこのような思考に至ることに多少でも共感を憶えて下さった方には、なんの
不安もなくおすすめできます。
物語の要素的には、確かに既存の作品と類似する点が多くあります。
「人のカタチをしているのに人ではない」ために、変わった雰囲気と思考をもつ戦闘機の
少女や、主人公を見守り支える幼馴染や、事あらば平気で無茶な手段に打ってでる技術者(!)
彼らと主人公が織りなす、実にまっすぐなストーリーを「うーん、やっぱりこうなるのか…」と思うか
「そう、やっぱりこうくるよね!」と思えるかで、楽しめるかどうかが分かれるのではと思われます。
(★が1コ減るのはそのあたりが理由です)
難しいことは考えず、ほくほくわらいながら読んでいける。
そういった意味では、とても「ライトノベル」らしい作品だと思います。
追記1:戦闘機に関する描写にイメージが湧かないときは、ひとまず Youtube なんかで
動画を見てみるとよいかも。
多少の費用とお時間があれば AceCombat とかをやってみるのもおすすめです。
いずれにしても、用語から絵が浮かべばよいのです。意味まで理解しようとすると
しんどいですから……。
追記2:個人的には、一応実在する組織(TRDI)がこういうファンシーな技術を繰り出す時点でニヤニヤしてしまいます。
表紙にはかわいい女の子、背景に戦闘機。
「これは、このコがコレを操縦するのか? それとも、このコがコレそのものなのか?」
すでに人としてどこかズレてるこの問いかけに、どちらかといえば後者との回答。ほいきた、と即購入決定。
(設定的には前者でもあるのですが、そこはひとまず)
レビューというよりレビュアーの自己紹介みたいな文章になってますが、要は上の商品
画像を見てこのような思考に至ることに多少でも共感を憶えて下さった方には、なんの
不安もなくおすすめできます。
物語の要素的には、確かに既存の作品と類似する点が多くあります。
「人のカタチをしているのに人ではない」ために、変わった雰囲気と思考をもつ戦闘機の
少女や、主人公を見守り支える幼馴染や、事あらば平気で無茶な手段に打ってでる技術者(!)
彼らと主人公が織りなす、実にまっすぐなストーリーを「うーん、やっぱりこうなるのか…」と思うか
「そう、やっぱりこうくるよね!」と思えるかで、楽しめるかどうかが分かれるのではと思われます。
(★が1コ減るのはそのあたりが理由です)
難しいことは考えず、ほくほくわらいながら読んでいける。
そういった意味では、とても「ライトノベル」らしい作品だと思います。
追記1:戦闘機に関する描写にイメージが湧かないときは、ひとまず Youtube なんかで
動画を見てみるとよいかも。
多少の費用とお時間があれば AceCombat とかをやってみるのもおすすめです。
いずれにしても、用語から絵が浮かべばよいのです。意味まで理解しようとすると
しんどいですから……。
追記2:個人的には、一応実在する組織(TRDI)がこういうファンシーな技術を繰り出す時点でニヤニヤしてしまいます。
去年の冬から続きが出ない「なれるSE」シリーズ。「ようやく室見さんの素性に繋がりそうな展開になりそうなのに何時まで待たすねん」と
首を長くしていたら何故か出たのは新シリーズ…色々複雑な想いをしつつ拝読
物語は主人公の鳴谷慧の回想から始まる。父親の仕事の都合で中国に住む慧は元海上保安庁でパイロットを務めていた母親が出場する航空ショーを
応援するために新疆ウイグル自治区の空港にいた。華麗な技を見せる母親の編隊だったが、突如現れた飛行物体が慧の母親の機体を含め全機を撃墜する
慧の目の前で母親を殺害し、後に「災(ザイ)」と呼ばれる様になった正体不明の飛行物体の群れはそれから二年で中国の領空を完全に支配し、慧は
幼馴染の少女・明華(ミンホア)と上海港から日本へ脱出する事に。出航後数時間でザイに襲われ全滅しかけた船団を救ったのは真紅の戦闘機
ザイを撃退したものの突如海上に不時着した機体に辿りついた慧はコックピットの中で気を失っていた少女に唇を奪われるが…
夏海公司の新作は空中戦物…中国の奥地から現れ、大陸から日本に迫る謎の飛行物体・ザイを相手に超高機動型戦闘機「ドーター」に乗る人型操縦装置「アニマ」
の少女・グリペンと母の仇を誓う少年・慧が共に空を駆ける物語。この第一巻では小松市を舞台に(かなり取材をしたらしく非常に町の風景描写はリアル)
空戦中も意識を喪失し不時着してしまうポンコツ兵器であるグリペンを教育するよう、その開発者である八代通遥に頼まれた慧が浮世離れした雰囲気の
グリペンと次第に近付き、自衛隊員から疎んじられるグリペンの正体を知って一度は決別するが、ザイの大編隊襲来を前に小松市を守るべく解体直前のグリペンと
共に初の空戦を演じるまでが描かれている
中堅作家の夏海公司らしく、文章自体は読み易いし、話のテンポも序盤〜中盤は冒頭の慧の母親の撃墜シーンから始まって上海脱出船団の危機、移り住んだ小松市での
日常、小松基地への拉致、上海沖で自分を救ってくれた戦闘機パイロットの少女との再会…とグイグイと読み進ませるキレがある。テーマの方もその安定性の無さから
首を長くしていたら何故か出たのは新シリーズ…色々複雑な想いをしつつ拝読
物語は主人公の鳴谷慧の回想から始まる。父親の仕事の都合で中国に住む慧は元海上保安庁でパイロットを務めていた母親が出場する航空ショーを
応援するために新疆ウイグル自治区の空港にいた。華麗な技を見せる母親の編隊だったが、突如現れた飛行物体が慧の母親の機体を含め全機を撃墜する
慧の目の前で母親を殺害し、後に「災(ザイ)」と呼ばれる様になった正体不明の飛行物体の群れはそれから二年で中国の領空を完全に支配し、慧は
幼馴染の少女・明華(ミンホア)と上海港から日本へ脱出する事に。出航後数時間でザイに襲われ全滅しかけた船団を救ったのは真紅の戦闘機
ザイを撃退したものの突如海上に不時着した機体に辿りついた慧はコックピットの中で気を失っていた少女に唇を奪われるが…
夏海公司の新作は空中戦物…中国の奥地から現れ、大陸から日本に迫る謎の飛行物体・ザイを相手に超高機動型戦闘機「ドーター」に乗る人型操縦装置「アニマ」
の少女・グリペンと母の仇を誓う少年・慧が共に空を駆ける物語。この第一巻では小松市を舞台に(かなり取材をしたらしく非常に町の風景描写はリアル)
空戦中も意識を喪失し不時着してしまうポンコツ兵器であるグリペンを教育するよう、その開発者である八代通遥に頼まれた慧が浮世離れした雰囲気の
グリペンと次第に近付き、自衛隊員から疎んじられるグリペンの正体を知って一度は決別するが、ザイの大編隊襲来を前に小松市を守るべく解体直前のグリペンと
共に初の空戦を演じるまでが描かれている
中堅作家の夏海公司らしく、文章自体は読み易いし、話のテンポも序盤〜中盤は冒頭の慧の母親の撃墜シーンから始まって上海脱出船団の危機、移り住んだ小松市での
日常、小松基地への拉致、上海沖で自分を救ってくれた戦闘機パイロットの少女との再会…とグイグイと読み進ませるキレがある。テーマの方もその安定性の無さから