百合子のひとりめし の感想

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参照データ

タイトル百合子のひとりめし
発売日販売日未定
製作者久住昌之 原作 ナカタニD. 作画
販売元復刊ドットコム
JANコード9784835451213
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

孤独のグルメのファンだから買った、という部分が大きいので、どうしてもその色眼鏡を通してのレビューになってしまいます。

人物は違いますが、要は孤独のグルメの女版で、主人公がただ外出ついでに一人で飯を食う、というだけの作品。
けれど読んでいると割と印象が違います。

独り言の内容は大差ないのですが、淡々としてハードな孤独~に対して、こちらは主人公が若い(が子供ではない)女性である事もあってか、顔も動作もオーバーアクション気味です。
驚くシーンがあったとしたら、五郎なら目を見張って「うわぁ、これはすごいぞ」と洋画字幕みたいなどこか日本語としてずれた台詞を内心呟いて済ませるところ、、百合子は実際に大声をあげて大きくのけぞり、振り上げた腕が通行人にぶつかって通行人が鼻血を噴き出しながら倒れてしまう、みたいな。

この辺りが分水嶺になったのか、どうしても「あるあるw」と共感できず、さりとて題材自体は日常的で地味なものですから「ねーよw」と笑うほどでもなく、「孤独のグルメ」ほどは入り込めませんでした。

とはいえ絵柄こそ違いますが、花のズボラ飯も台詞や演出のノリはこの作品に近いように思えます。
こちらが久住氏のテイストをより素直に出しているのかもしれないですね(単純に主人公の性別かもしれませんが)。

予約していたものが到着し早速読みました。皆さんのご想像通り「孤独のグルメ」の女性版のそれ以上でもそれ以下でもありません。ただ、女性主人公がハードボイルドのガタイの良い中年男から、美人な女性に変わったことぐらいが違いです。作品的には9食目の「東京・牛丼店の牛すき焼御膳」の話が面白かったです。ただ、その程度の作品なのですが、何故か作者の愛情が感じられる作品なのです。期待を持って読まれると残念な感じがするかもしれませんが、作者が大切に大切に生み出した一作。それを、受け止められる感性が必要な作品です。

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