Live in Paris 1975 の感想

既発のLive in Paris は、UK盤でしかノーカットのYOU FOOL NO ONEは収録されていなかったようですが、ついにRitchie最後のPURPLEのステージのYOU FOOL NO ONE　がカットなしで聞けました。CDを予約したものの１２月の発売は延期され来年になってしまいましたが、なんとMP3で出ているので、気になるYOU FOOL NO ONEを即購入、聞いてみました。
既発のものより全体に音がクリアーになったようです。Ritchieの音も多少太くなったようです。さらにJonのオルガンが以前より前面に出てきているのですが、既発Live in Parisのレビューにも書きましたが、より一層Glennのベースの高音域が聞こえなくなりました。9：25あたりでは聞ける、ハイフレットでのプレイが他の部分では遠くにひっこんでしまいました。そこがちょっと残念ですが、以前の趣味の悪いカットを思えば、素晴らしいです。

遅れていたCDが届きました。既発のものより明らかにサウンドがクリアーになっています。相変わらずグレンのベースはひっこんでいます。低音だけはちゃんと入っているのでそれなりには聞けますが、MADE IN EUROPE・MARK3　FINALを聞いた後に感じる物足りなさは、リッチーのミスの多いプレーが原因ではなく、やっぱりグレンヒューズのアグレッシブなベースが聞こえないからではないだろうか。ヘッドフォンで音を上げれば、意図的に押さえられてしまった高音がはるかかなたで聞こえます。またジョンのオルガンがLAST CONCERT IN JAPAN ばりに前面に出過ぎているのが、全体のバランスがくずれてちょっと聞きにくくなっていると感じます。
最後のデヴィッド、グレン、イアンのインタビューは、なにを言っているのかよく判りませんが、バックにLIVEの音源が流れているので２０分以上ありますが、あきません。バックの音はなぜかほとんどがMARK’3　FINALのもので、こちらは小さい音ながらもグレンのベースがちゃんと聞こえてます。その中でSail Away のLIVE音源みたいのがイントロだけ入っていますが、いつのものなのかはわかりません。
YOU FOOL NO ONE