1989 の感想

「We Are Never Ever Getting Back Together」の大ヒットの影響が多分にありそうですが、
その音楽性を推し進めたかのダンスポップ一色の仕上がりになってます。
個人的には2ndのような程好いロックが好みだったのでちょっと残念です。
最近のアメリカンマーケットはこの手ばかりでさすがに飽食気味です。
なにもテイラーまで迎合しなくてもいいのにという印象は拭えません。
これではテイラーの表現力抜群のボーカルも魅力半減です。
ダンサブルな曲ばかりでグッとくる楽曲が少なくて残念です。
DVDのメイキングもよほどのファン以外は微妙かな。

賛否両論ありますが、
彼女にとって今回のアルバム制作はとてつもなく大きな挑戦だったのではないでしょうか。

という私も、心から「買って良かった！」とは思えないのです。
どなたかも書かれてましたが、繰り返し聴きたい楽曲がない気がします。
その点ではSpeak Nowがベストでした。あれは飛ばしたい曲がないくらい好きです。
それに今回のはポップといっても、REDに入っているStarlightのようなサウンドではないんですよね。。。あの歌好きだな。
80年代かと言われるとどうかなと思ってしまいます。

こう、もっと盛り上がるサウンドが欲しかったような。

それでも前半は結構気に入ってきました。
視界が開けるようなWelcome to New Yorkに始まり、歌詞の単語の羅列にセンスが光るBlank space、
Styleの懐かしい感じのビート耳に残りますし、
最初はあれだけ嫌だったShake it offにノッている自分がいるから不思議。

まだ数回通して聴いたばかりで、
これが成功なのか失敗なのかは決められないのが本音かもしれません。
でも世界の歌姫の期待作だけにヒットはするでしょう。
とりあえず、買う価値はあると思います。