学校が求めるスクールカウンセラー──アセスメントとコンサルテーションを中心に の感想
参照データ
タイトル | 学校が求めるスクールカウンセラー──アセスメントとコンサルテーションを中心に |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 遠見書房 |
JANコード | 9784904536636 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
本書は、臨床心理士によるスクールカウンセリング業務の委託事業開始以来のパイオニア的軌跡を綴った書です。2014(平成26)年度から一部の県、市におけるスクールカウンセラーの資格として、スクールカウンセリング推進協議会認定のガイダンスカウンセラーが追加されました。本書はガイダンスカウンセラーにとっても、臨床心理士による委託事業草創期以来の苦難や努力の賜物としての成果を受益できる貴重な書となると考えられます。
「学校における心理職の役割」として、スクールカウンセラーの活動、学校をめぐるシステム、法、規則、慣習およびスクールカウンセラーの本務、学校の変化などスクールカウンセリング業務のエッセンスが説かれます。スクールカウンセラーの基本的業務であるアセスメントとコンサルテーションの異同が、事例を用いて説明されます。不登校問題、いじめ問題、虐待について、アセスメントとコンサルテーションが取り上げられているのも大いに助かります。
スクールカウンセリングの守秘義務の特質も業務遂行のうえで実践を支えてくれます。情報提供書、お便りは実例が示され、読者は具体的に理解できます。総合的に類書の中で秀逸の一つに該当すると考えられます。
「学校における心理職の役割」として、スクールカウンセラーの活動、学校をめぐるシステム、法、規則、慣習およびスクールカウンセラーの本務、学校の変化などスクールカウンセリング業務のエッセンスが説かれます。スクールカウンセラーの基本的業務であるアセスメントとコンサルテーションの異同が、事例を用いて説明されます。不登校問題、いじめ問題、虐待について、アセスメントとコンサルテーションが取り上げられているのも大いに助かります。
スクールカウンセリングの守秘義務の特質も業務遂行のうえで実践を支えてくれます。情報提供書、お便りは実例が示され、読者は具体的に理解できます。総合的に類書の中で秀逸の一つに該当すると考えられます。