ふれて風のように 2012 の感想

収録されている2曲は彼女のアルバムの中でも最も人気のある1981年リリースの「心のアトリエ」に収録されている尾崎亜美さん作詞・作曲のタイトルで、今回、新アレンジのセルフカバーと言う形でのリリース。最近のコンサートでは良く歌われる定番ソングとなっています。オリジナル当時のイメージを損なわず、ピアノの旋律にマッチする自然なアレンジで大変聴きやすい仕上がり。ピアノ、コーラス、アレンジを担当している漆戸啓氏の力量の見せ所という感じです。しかし、これだけ長い時間が経過したにも関わらず、更に深みの増した安定感のある歌唱力で軽々と歌いこなす良美さんの実力にも感服です。良美さんの楽曲の中でも数多く歌われている尾崎亜美さん提供の楽曲こそが、彼女の歌声やイメージにマッチしていると個人的には思っています。当時を知るファンとして、また、今の彼女を知るファンとしても満足の一枚でした。今回はシングルという形でリリースしていますが、希望的にはアルバム形式で「心のアトリエ」全曲セルフカバー・・・の様な企画があると最高なのですが。まずは聴いてみて下さい。