Piano Concertos Nos. 1 & 2 の感想
参照データ
タイトル | Piano Concertos Nos. 1 & 2 |
発売日 | 2013-09-26 |
アーティスト | J. Brahms |
販売元 | Deutsche Grammophon |
JANコード | 0028947910589 |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 交響曲・管弦楽曲・協奏曲 |
購入者の感想
1番はバイエルン響とのライブで、まさに激演!打ちつけるようなフォルテから緩徐部の微音まで、迫り来るピアノ。悠揚たるフレージングに彼女の呼吸音が重なる。オケの低音や打楽器も締まり良く鳴り、緻密な建造物を彷彿とさせる。以前のザンデルリンク盤はオケに寄り添い、溶けこむ感じだが今回は対等に渡り合い、ピアノが立ち、絶妙な音像を創造している。ライブなのに会場の雑音なく、クリアな録音。スタジオ録音の2番も、また名演!あえてウィーンフィルにしたことで、弦の余韻や適度なウェット感とピアノが引き立て合い、美しい音の絵画を見るよう。ことに3楽章のチェロとの掛け合いは天国的。終楽章へ向け、ため息が出るほど。両曲とも彼女の自由闊達さが溢れながら、ただ感情に任せることなく、知的さを内包させきらめいている。久々の名盤だ!