Somewhere の感想

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参照データ

タイトルSomewhere
発売日2013-05-23
アーティストKeith Jarrett
販売元Ecm Records
JANコード0602527663708
カテゴリミュージック » ジャンル別 » ジャズ・フュージョン » モダンジャズ

購入者の感想

視聴してスグにここで注文しました。
最近少しヒップホップから遠ざかっていましたが、これは即買いでした。
flash backsとaru-2とのアルバムもヤバかったですが、cosaとのはかなりバッチリ合ってます。
またヒップホップが楽しくなる1枚です。

■キース・ジャレットのトリオによる新譜。といっても2009年7月11日にスイスのルツェルン・コンサートホールにて収録されたライヴ録音である。

 変幻自在なる躍動感と明晰なリズム。これほどまでに美しく透明な音の流れがCD化されずに隠されていたとは・・・。驚きと同時に、今回の作品も期待を上回っていて、納得させられた。このCDが、今までのキースの作品のなかで一番気に入ったかもしれない!

 レナード・バーンスタインの楽曲を数多く引用しながらも、いつのまにかキース独自の曲調に変性させてしまうという絶妙なる演奏の境界線のなさ。見事である。

 「Somewhere」や「Tonight」はバーンスタインの名曲であるが、キースはピアノの硬質で余韻の残る独特な味わいの広がりをとおして換骨奪胎的に異質なる作品へと変容させることに成功している。しかも、自然体で。気負わない自在さ。柔軟さ。緻密ではあるが、意識していないかのように、気楽に弾くというピアノの離れ技で聴衆を魅了する。

 決然とした透明さ、しかし限りなくも慈しみ深いという美質。こういうピアノの弾き方にベースが倍音的に深みを与えている。しかも、潮騒のように引いては押し返すベースの律動もまた不可思議。ピアノとベースとドラムの渾然一体と化した状況が、同時にそれぞれの楽器の個性を際立たせてはいるのだが、それでいて決して自己主張しない自在さがあり・・・まさに、三位一体的。

 律然とした楽曲群の連続には慄然とさせられた。

 透明で意志のつよい自在な気楽さ。――そういう質感が個人的には大いに気に入っていて。午後の休憩時間に肩の力がぬけていき、少しは気持ちが楽になる。とくに、3番目に収録されている曲は絶品すぎて、あまりにもかけがえのない作品である(「Between the Devil and the Deep Blue Sea」)。そして、やはり4番目に収録されている曲もまた至藝の極みで、心の底から感銘を受けざるを得ない(「Somewhere, Everywhere」)。 2013年5月3日(金)

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