ロラックスおじさんの秘密の種 [DVD] の感想

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参照データ

タイトルロラックスおじさんの秘密の種 [DVD]
発売日2013-09-04
監督クリス・ルノー
出演ダニー・デヴィート
販売元ジェネオン・ユニバーサル
JANコード4988102177096
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » ファミリー

購入者の感想

娘ともども、スニチーズ、ローラックス、ザックスなどドクタースースの原作の話が好きです。全体的に、現代風にアレンジされているのは予想していましたが、思ったほど話の大筋に大きな改変はなく、キャラクターや風景、建物などは特に忠実でした。唯一受け付けなかったのは、ワンスラーの吹き替えが関西弁だったこと。原作のワンスラーのキャラクターからすると違和感がものすごくありました。原作に少し手を加えて補完し、原作者の言いたいことをわかりやすく伝える内容になっているので、全体としてはいい作品だと思いました。ただ原作を知っている方は字幕版の方がいいかもしれません。

「怪盗グルーの月泥棒」と同じ制作会社による作品。
その為、キャラクターの魅力は十分、出てくる動物やロラックスおじさんの動きがなんとも愛らしい。
くすりと笑わせる小ネタのような行動をとる彼らなら、何分見ていても飽きないだろう。

また、世界観や主人公のおばあちゃんなども観ていて飽きない。バイク1つ見ても非常にユニークだ。

ストーリーは、大人が観ても飽きることなく十分楽しめる内容だった。

一方で、ビジネスによる利益を最優先とし、公害や自然破壊を軽視する社会に対して警告を含んでいる。
主人公が住む街、これがまるで先進国の縮図を表しているているようで、自分の街を客観的に見せられると同時に、環境破壊に対する1つの回答を提示している。
この作品が素晴らしいと感じたのは回答内容ではなく、自然破壊に対する嫌悪感を説得力を持って観客に対して納得させれる点だ。
理屈でなく、視覚という原体験に近い感覚で訴えてくる。
小学生くらいの子供達にとって、非常に考えさせられる内容なのではないか。

無関心な街の住人を見ていると、妙な気持ち悪さを感じるがその姿もまた私たち自身なのだと突きつけられているようだ。
ただし、あまりに環境破壊に対する問題提起が露骨すぎるので、そういうのが苦手な人は受け付けないかもしれない。

この物語における主人公がなぜワンスラー自身ではなかったのか?思うにそれは、この映画の作り手が持つ次世代に対する気持ちや願いなのではないか。

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