ワールドワイド☆でんぱツアー2014 in 日本武道館~夢で終わらんよっ! ~ [DVD] の感想

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「チームしゃちほこ」を約１年応援している。そこでライバルは誰ぞということから、「でんぱ組.inc」に目が留まった。気になって色々チェックしていたが、関東の「でんぱ」、中部の「しゃちほこ」と言ったところか、と思っていた。

ライブ映像がすごく観たくなったので、買って観た。2週間毎晩観た。
　何と云ってもアイドルグループとしてのバランスがとても良い。歌・踊り・からみの振り、どれもかなりのところで調和していて引き込まれる。アクロバット等無くても十分に美しく切れのあるパフォーマー達だ。曲も、思わず踊りだしてしまう程のものがある。

　まずリーダーの「梨紗」と、明るい元気キャラの「詠美」は歌がうまい。音程がしっかりしているし、声量も伸びもある。”ＯＲＥＮＧＥ　ＲＩＵＭ”の「梨紗」の歌い出しは感動ものである。安定感があるからだと思うが、｢梨紗」のソロの歌い出し曲は何曲かある。「詠美」は声にパンチ力がある。
　次にセンターの「みりん」と、一番若いであろう「ピンキー」は、踊りがうまい。二人とも”〇〇を踊ってみた”の投稿動画が幾つかあるので、それを観れば、うまさを実感できる。
　そして「ねむ」と「もが」は、顔良しスタイル良しで、グラドルとして独り立ちできそうな容姿が人気を博しているようだ。
　だから「でんぱ組.inc」は、歌・踊り・見た目のどこからでも入っていけるし、歌と踊りは揃っていてベストマッチの6人であると思う。これだけの視点で考えれば｢でんぱ」は、アイドルグループトップクラスの資質であると思えてくる。また、メンバー全体がアニメ声優ばりの声質で、さらに個々のメンバーの優位点に周りのメンバーの技量もかなり近いので、何処をとっても高水準に見えている。とても魅力あるグループだ。

　メンバーの４人の年長者は２０代半ば以上のように云われているが、だとすれば「しゃちほこ」どころか「ももクロ」よりもお姉さんになってしまう。けれども、”Ｗ．Ｗ．Ｄ”のような経験に合わせ、下積みが長いようで、これだけの動員数を集めても尚謙虚さが出ているところが何とも良い。

みてて楽しくなれる！
盛り上がる曲もいっぱいですごく
見てて楽しい！

「 この6人で武道館でライブがしたいです！ 」
センターの古川未鈴がMC語り途中、どこか言い淀んでいたような自らの言葉尻を断ち、
恵比寿LIQUIDROOMに集った でんぱ組.incのファンにそう決意宣言をしてから1年8ヶ月。
2014年5月6日、あの日のファンとの約束が結実のものとなった日本武道館の会場内は、
オールスタンディングのアリーナから最上階の壁際まで、６彩色とりどりのサイリュームを
手にした超満員のファンで埋め尽くされ、さながら一夜限りの特大『Dear☆Stage』と化し、
でんぱ組.incの晴れの大舞台となって “祝祭” の幕を開ける――。

本作DVDは、今や頼もしく成長した6人組アイドルが武道館１万人のファンと共に
作り上げていく極上のLIVEステージを、適宜なカメラ・アングルで余す所なく収録した、
でんぱ組.inc メモリアル・コンサートの記録です。

ユニークな振付が施されたキャッチーな楽曲を、ファンと一緒になってフルスロットルで
歌い踊り明かすLIVEパフォーマンスが、でんぱ組.incのステージの真骨頂であるのは、
もはや語らずもがなでしょうが、一方で、彼女たちの節目のコンサートを観る度ごとに
そのつど感じることは、そうした様式だけでは語りきれない、一度限りの人間模様を映した
一期一会のステージに遭遇し、その場面において個別の感慨にも耽れる喜び、と言えましょう。

アイドルとして生きていくことを決めた女の子たちの誰もが憧れ目指すであろう日本武道館。
でんぱ組.incと同じく武道館でのコンサートを掲げ、仕納め終着地の武道館に向け怒涛の
ツアーを敢行するも、諸事情で夢叶わず解散を迎える運びとなったアイドルグループ BiS。
昨年末、でんぱ＆BiSの“対バン”カップリング・ステージにおいて、双方の持ち歌を交換し、
BiSの楽曲「IDOL」を でんぱ組.incがコミカルにカバーしたことで話題を呼びましたが、
その「IDOL」のイントロが、BiSの約束の地でもあった武道館に前触れなく流れ出し、