次世代コミュニケーションプランニング の感想

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参照データ

タイトル次世代コミュニケーションプランニング
発売日販売日未定
製作者高広 伯彦
販売元ソフトバンククリエイティブ
JANコード9784797368741
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » マーケティング・セールス

購入者の感想

広告代理店に勤務しているわけではありませんが、事業者という視点から言わせてもらうと、まったくもって次世代でもなんでもなく、目新しい考え方もありませんでした。

コミュニケーションプランニング、というものが、どのように売りに結び付けられるのか、結果を出せるのか、というスタンスにあるのは良くわかるし、重要なことですが、では実際この著者の事例の中でどのような結果があったのかというと、考え方のプロセス、施策内容だけの説明はありますが、それがどのように結果につながったのかが全く触れられておらず、そういった結果に対する認識がすごく薄いのだなぁという印象を受けました。そういった意味で、これまでの広告屋のスタンス(広告を打って終わり、数打たないと結果が出ない)と同じだと思います。このレベルで独立して仕事をしていけるとなると、広告業界も進化が必要かと思います。

もし、顧客の課題を解決するために、コミュニケーションプランニングを行う、ということを学びたいのであれば、岸勇希さんの「コミュニケーションをデザインする本」の方が、実例に即しており、わかりやすいし、スタンスとしても広告を逸脱して、事業者の側に立って課題解決に取り組んでいると思います。(有名なのでご存知の方ばかりと思います。この「次世代コミュニケーションプランニング」を購入するのであれば、「コミュニケーションをデザインする本」を購入された方がよっぽど参考になります。)

また、内容も他の著者の言っていることと同じことが続きます。例えば、『「マス」から「トライブ」へ』という章があるが、これは完全に、佐々木俊尚氏の「キュレーションの時代」と同じであるし、同著の方がよっぽど詳しい。つまり、浅い内容のトピックをただ繋げている感は否めない。

また、「パーセプションチェンジ」とあるが、これはどちらかというと、古い考え方に入ると思う。なぜなら、PARTYなどのクリエイティブブティックでは、「パーセプションを変えるよりも、ファクトを変えた方が早い」といい、どんどん商品開発、ブランド開発など川上にその軸足を移している。今頃、「コンテクストを解釈し、作り、パーセプションを変える」べき。と言われたところで、今更という感じがする。

あまり印象に残る部分がありませんでした。
また改めて読んでみたいと思います。

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