ちはやふる(18) の感想

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タイトルちはやふる(18)
発売日2013-08-02
製作者末次由紀
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL

購入者の感想

今回の見どころは、名人戦・クイーン戦予選の前哨戦ともいえる吉野会大会の対戦です。A級戦はオールスター出場といった感じで、今までにない豪華な顔ぶれ、もちろん新も参戦です。そして超強豪ともいえる新キャラの登場。これだけの豪華メンバーの対戦が面白くないはずないですよね。高校選手権が終わってどう展開させるのかと思っていましたが、まだまだ熱い戦いは続きます。高校選手権という長丁場を描き切っても、富士崎での合宿というちょうどよい息継ぎを入れて、対戦シーンで読者を飽きさせることなく、緊張感を持続させる作者の筆は冴えていますね。正直言って「凄い」です。作中で原田先生が語る「個人戦は団体戦」の言葉がずしりと重みをもって伝わってきました。

また、作中の要所々々にちりばめられた、瑞沢や他校の部員たちのかるたへの思い、変わろうとする思いが、時に切なく、時に共感を覚えて胸に響きました。本巻ではとくに机くんとかなちゃんのやりとりのシーンが出色でした。かなちゃん、机くん、肉まんくんって主役ではないけれど、「ちはやふる」には欠かせない重要なキーパーソンだと思います。

そして、前巻でその実力の片鱗を見せつけた新の存在感は本巻でもますます重みを増しています。これからどんどん出番が増えるのでしょうが、物語の展開にどう絡んでいくのか、興味津々です。

気がつけばもう18巻なんですね。中だるみすることもなく、読者を飽きさせず惹きつけ続ける作者の筆力に脱帽です。息詰まるまだまだ目が離せない展開、そして脇役にいたるまで登場人物のキャラが手抜きなくしっかり描かれている点はきわめて秀逸です。これからも、もっと楽しませて貰えることを期待しています。

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