金哲彦のランニング・メソッド の感想

ジョギングをはじめて３ケ月の私。走る動機は人それぞれだが、私の場合は体力づくりとダイエットだ。
しかし、好き勝手に走るだけではなかなか上達しないし、そろそろ「走るための知識」を身につけておきたいと思い、本書を手に取った。
準備、トレーニング、心構えなど、知っていて走るか、知らずに走るかでは走る効果も変わってくる。
たとえば、走る上で「丹田」、「骨盤」、「肩甲骨」を意識的に動かすことが大事だなんて考えもしなかった。私はつい速く走ろうとしてしまうけど、ゆっくり走ることにメリットがあることも本書ではじめて知った。「重要なのは走り続けた時間」なのだという。
「初心者卒業は１時間走り続けること」という目安もわかり、私はこれを当面の目標とした。
ほかにも筋トレ方法、食事メニュー、痛みの原因やケアなど、「走る」という行為の外側にこそ大切な知識や心得があることを気づかされた。
マラソン大会に出るのはまだ先の目標だが、そうしたことも今後の楽しみにしつつ、継続していきたいと思えた。
「１時間走る」という自信がまだない初級者の方におすすめ。

8月くらいには数キロしか走れなかったのですが、会社の友人がこれ読んで走ったらと、まるで知識のなかった僕には初めて知ることばかりでしたが、
わりと本に忠実に、フルの完走を目指して練習を組んでみました。
すると11月下旬のフルマラソンでは5時間以上かかりましたが、歩くこと無く無事完走。
もしかすると50Kmくらいは走れそうな少し余裕を残してのゴールでした。自分を追い込むような事はしていません。
LSDの延長のようなレースですが、体幹を意識することで、楽に効率よく、そして景色を楽しんだりして走れたんだと思ってます。
この本のお勧めのもう一つのポイントは、足が痛くなったりした時、何が原因かと解説されている事です。
初心者の不安にも応えてくれますよ。

Nike+iPod Sport Kitでジョギングを始めた超初心者です。

すぐに膝の痛みに悩まさせるようになり、苦しいだけで距離もぜんぜん伸びませんでした。

この本に書いてあるいくつかのポイントを意識しただけでふしぎ！

膝の痛みも取れ、距離も伸び、何よりも走ることが楽しくなりました。

値段の何倍も価値のある本です。

フォームやペース調整から、シューズ、準備体操、整理体操、筋肉のケア、生活へのランニングの組み込み方など、ランニングを始めたばかりで何をどうしていいか分からない初心者にはぜひお勧めしたい一冊です。

表紙も軽やかでオシャレ、「こんな風に走りたい！」と言うイメージが湧きました。またカラー写真がふんだんに取り入れられ、読みやすく実践しやすいです。