MJ無線と実験 2014年 08月号 の感想

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今回近所の書店にて売り切れだったので、アマゾンで購入。ＭＪは年々質が低下しているので、実際に書店で内容を確認してから購入することを勧める。

金田明彦先生のDCアンプシリーズ No.233は、『300B A2級シングルパワーIVC』。
４月号掲載のDCアンプシリーズ No.231（UV-211A採用）に続く
出力トランスを使ったシングルパワーIVCである。
今回は、シングルパワーアンプの定番とも言える300Bを採用したものだが、
真空管の寿命を配慮して音（音楽）を犠牲にした設定ではなく
贅沢に、過激に300Bの最大定格で設計した
音（音楽）優先の設定である。

勿論、最新のDCアンプシリーズの例外に漏れず
電源はSiC SBD整流、SiC MOS-FETレギュレーターを採用したものである。
入力段はグリッド接地の電流入力で、電流伝送無帰還アンプ構成である。
300Bを使ったシングルパワーアンプ（パワーIVC）で、
信号経路にコンデンサーが無いＤＣアンプになっている点が興味深い。