教育技術MOOK 考えるってこういうことか!「思考ツール」の授業 の感想

こんな本を探していました！

比較や分類、関連づけなど、思考の仕方を分類した「思考スキル」と、それらを効果的に働かせ、育てるための方法（道具）である「思考ツール」。これらの解説や活用法が書かれた本です。

ベン図、ウェビングマップ、座標軸、プロット図、マトリクス、ピラミッドチャート、Ｘチャート、ＰＭＩなど、様々な思考ツールを授業で活用するための方法や実践例が書かれています。巻末にはそれぞれの思考ツールの解説（目的、使用方法、効果等）がまとめられているので、思考ツールについてあまり知らなかった私にとって、とても勉強になりました。

学習活動の過程に思考ツールを取り入れることができれば、物事を考える際に思考を見える化したり、構造的に整理したりすることで学習効果が上がるだけでなく、児童がこれらの思考ツールを自分の道具として習得し、主体的に問題解決に向かう態度や学習意欲の向上なども期待できそうです。

こういった思考ツールやロジカルシンキング等は、ビジネス書籍などでも多数紹介されていますから、実社会に出てからも大いに活用できる能力として今後さらに注目されてくるのだろうと思います。