破綻する中国、繁栄する日本 の感想

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タイトル破綻する中国、繁栄する日本
発売日販売日未定
製作者長谷川 慶太郎
販売元実業之日本社
JANコード9784408110509
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

○瀋陽軍区の北朝鮮側窓口の責任者が張成沢だったのです。つまり、北朝鮮は瀋陽軍区から習近平、共産党のコントロール下に入ったため、張成沢の存在は必要でなくなったのです。だから、粛清されたのです。
もともと金正恩は実権がなく、お飾りに過ぎません。今は習近平の命令を忠実に実行する「傀儡」に成り下がっているのが実態といえます。

○米国のゲイリー・フェイ・ロック前駐中国大使は逃げ出しました。2013年11月に突然一方的に、近く辞任すると声明を発表したのです。オバマ大統領はビックリしたのです。

○最近、共産党は人民解放軍に対して締め付けを厳しくし始めました。その兆候が共産党による汚職撲滅と贅沢禁止令です。・・・その目的は中国国民の不満の解消と、いわれていますが狙いは違うところにあったのです。・・・人民解放軍の幹部たちを締め上げる、それこそが本当の狙いなのです。

○習近平は人民解放軍を完全に掌握することをオバマ大統領に約束させられたのです。・・・そして、オバマ大統領との約束を守るために、習近平は国民の経済的な損失を覚悟してでもシャドーバンキングの倒産危機を利用して人民解放軍の完全な掌握に乗り出したのです。

○銀監会は・・・(「理財商品」の残高は)2013年6月末時点で9兆500億元に達したことを明らかにしました。2007年は約7000億元だったわけで、この6年間に約20倍に膨らみ、GDPの約20%を占めるようになったようです。
しかし、この数字は確かなものではありません。欧州系の格付け会社のフィッチ・レーティングスは「理財商品」の残高は13兆元と見込んでいます。さらに、スイス金融大手クレディ・スイスは22兆8000億元とGDPの44%はあると試算しているのです。

本著書の2/3を使って述べられている中国の直面している問題を箇条書きすると、以下である。(章立てとは無関係)
政治
 1.共産党一党支配の限界
 2・共産党と人民解放軍の対立
 3.時代錯誤の情報統制、思想管理
 4.民族主義の抑圧
 5.民主勢力の抑圧
 6.政治腐敗(党幹部、政府幹部)
経済
 1.経済発展の持続不可能性
  1不合理な公共事業による経済発展
  2シャドーバンクの破綻
  3不動産バブルの崩壊
  4国営企業への優遇。民間企業の軽視
  5低人件費の限界
 2.貧富の差の拡大
軍事
 1.異常な対外覇権主義
 2.近代化未達成の軍隊(時代遅れの空母、戦闘機、戦車)
 3.軍幹部の腐敗
社会
 1.労働人口の減少、社会の高齢化
 2.都市民と農民の身分格差
 3.深刻な環境汚染
なるほど、これらが複雑に絡み合う中国は分裂し混乱期に入ることが確実であろう。13億人の市場などという言葉に騙されずに、冷静に対処することが重要である。

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